いふにゃん夢小説

注意書き

 

いふ物注意です!

 

個人の妄想が多分に含まれています!(結婚描写あり)

 

女主人公です!

 

いふにゃんの解釈は作者独自のものです!

 

内容はすべてフィクションです!

 

それでもよろしい方はこの先へ……どぞ!

 

 

 

 

 

 

いふにゃんへの告白。

最初は遠回しに断られたって思ったけど、そうじゃなかったんだね。ただ私を傷つけたくなくて、正直に言っていただけだったんだ。

「よろしくお願いします」の言葉を聞きたくて、何度も思いを伝えた私の粘り勝ち。やっと聞けたその言葉を何度も頭の中で繰り返しながら、ベッドの上でTLを撫でる。すごく高揚してるけど、やることはいつもと同じ。いふにゃんのツイートを最速でふぁぼるために何度も更新する。あっ。

「あの」

いふにゃんのツイートだ。

「ご報告があります」

この構文は。きゅうっと神経が細くなるような感覚。ときめき?いふにゃんが私と付き合うって、こんなに早くみんなに伝えるなんて。

一番くじで”優勝”しました。(画像ツイート)」

なー-----んだ。肩の力が抜けて思わずベッドに大の字になる。いふにゃんって、そういうことするよね。ドキドキさせやがってぇ~!

でもきっと、このドキドキが味わえるのはいふにゃんの彼女になった私だけなんだ。

 

一週間後のある日、いふにゃんはTLの話題にあてられて恋人の話をしだした。

「いやかくいうぼくも先日なんの間違いか『付き合ってほしい』とフォロワーの女性に言われまして、付き合うことになったんですよね」

リプライが続く。ふぁぼりつも尋常じゃない量だ。

「うそだろ」

「もうその薬やめろって言ったのにお前…」

「俺がそのフォロワーの女性です」

「シンプルにつらいから、冗談だったらすぐやめてほしい」

「アカウント消せ」

今までにないリプの量だ。いふにゃんの囲いたちの中には現実に耐えられず呪詛をまき散らしたようなツイートを繰り返す人もいる。私はこの中で唯一の勝者だ。

「いや嘘ではないです」

「自分が異常成人男性であることは自覚してるので、なるべくこのチャンスを逃したくないかなとも思っています」

つづくいふにゃんのツイートに私の思考回路はスパークした。そ、それって結婚の可能性も、ってことだよね???真面目なトーンのツイート。

それから、いふにゃんは11回目の凍結を機に、Twitterをあまりしなくなった。一応、新しいアカウントの周知まではしていたけど、私のことを優先してくれるみたいで。

 

それから、2年。夜景の見える場所で、いふにゃんが指輪の箱を差し出す。ドラマでのプロポーズあるあるを詰め込んだようなその景色に、私は同化していたと思う。

 

「みなさんにご報告があります。この度お付き合いしていたフォロワーの方と結婚する運びとなりました。これからはこの人を幸せにするために生きていく所存です。(画像ツイート)」

もう、いふにゃんのフォロワーは騒がない。まだいふにゃんを見てくれているのはまともな人たちだけだから。みんな祝福の言葉と、ポジティブなジョークをリプライしてくれた。優しい優しいいふにゃん。でもよわいところがあるいふにゃん。そんないふにゃんを私が支えていくんだ。

 

 

 

 

 

 

「これでデータは全部か?」

「はい、ナラティブデータに関してはすべてです。」

「よし、じゃあ個体のほうのデータは全部抹消して、オーバーホールだな。」

「いいんすか?この『いふにゃん』とかいう男性、契約者本人じゃなさそうですけど」

「いいだろ別に、キモオタなんか一生彼女できねえんだから、それに比べりゃいい思いできたってことよ」

彼女の正体はいふにゃんのフォロワーから秘密裏にいふにゃんに贈られた恋人型アンドロイドO-73Xだったのだ!HAPPY END